206 大浪池>韓国岳>硫黄山>白鳥

途中で81才のご老人を追い抜く。

…お一人ですか?

「いや仲間は先に行きよった。」

…ゆっくり登ればいいですよ。

「ワシはこれが最後の登山じゃ、若い頃は色々と登ったがの。年をとるとそう早くは登れんものじゃ。」


ご老人は自分の人生の歴史を階段の一歩一歩に見立てながら登っておられるようだ。思わず心にグッときてカメラに収めた。先を行くお仲間のお陰で、ご老人にとって生涯忘れ得ぬ登山とならんことを望みつつ、一人先を急ぐことにする。私も歴史の階段を踏まなければならぬのだ。

←硫黄山を降りてこられる九州北部訛りのお二人。ご主人との会話が面白かったので離れて写真を撮った。

ご主人:「この上には何があるのですか?」

私:「白がありますよ。」と言ってデジカメ画像を見せる

ご主人:「ほー白いですね。他は何もないみたいですね?」

私:「他は何もありませんよ」

ご主人:「私達いくべきですかね?」

私:「どーでしょう。私に相談する前に、先ず自分自身と相談してくださいね」と言うと奥様と顔を見合わせて大笑いになった。

ご主人「やっぱり止めときます」

あそこで私が「上には天国がありますよ。行った者じゃないとわかりませんけど…」と言えればおそらく話に乗ってくれたかなとちょっぴり後悔した。

ーーー<ここよりアバンダントしらとり道>ーーー
そんなに生易しい道ではありません。 自然道という言葉の方がぴったりくる

 

単独行。えびの高原のノカイドウがらみで選んだコース。登山口までハニーに送ってもらって、白鳥温泉下湯で待ち合わせることにしました。ハニーは「3時間もお風呂に入れて前日の尾鈴山登山の疲れがとれた」と大喜びでした。3時間もお風呂に入れる体力の方がスゴイと思うのだけれども。私達夫婦はちょっと人とは違うのかもしれません。

現在体力が非常に落ちていると判断したので、行動時間を5時間と設定しました。実際は4時間10分ほどでしたので、結果には非常に満足しています。単独の時に深い自然林の中で黙々と行動中にたまに起きるのですが、私が進む100m先で絶えず人の話し声がするのです。「あぁ先客がいるのだろう」と思いながら進んでも、いつまでたっても距離が縮みません。よくあることなので、またかなと思いつつ、これを言葉にすれば「気のせい」ならぬ「木の精」だなと気付きました。単独の時に起こりがちな幻覚や幻聴の類いなのでしょうが、疲れを溜めずに行動することで、防げるのでしょう。鍛えてがんばります。

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