248 霧島山麓を歩く 甑岳、白鳥山、えびの岳

白鳥アバンダントコースは決して一人では入らない方が良い。

宮崎県えびの市白鳥地区から入るコースには名前がまだありませんが、最近コース途中に「アバンダントしらとり郷土の森」の看板が目に付くようになっていますので、便宜的に「白鳥アバンダントコース」と呼びます。今まで5回白鳥アバンダントコースは下山路として使ったことはありましたが、登りに使うのは今回が初めてです。直線距離で5キロメートルはあることと高低差が甑岳分岐まで610Mあることから登りには向いていないのではないかと不安はありますが、実際は急登も少なく淡々と登りやすいコース。「ここは初めての人が通った時に別方向に進むのではないかな?」と思えるポイントが3箇所ありましたので登りに使う場合は慎重な目が必要。このコース通算6回目の私が言うので間違いはないでしょう。次回は赤テープを持参して目印をつけたいと思うのですが・・・。毎回テープが少なくなっていく感じがします。誘導テープは剥がさないほうが良いのではないでしょうか。テープが一杯あって困るのは剥がす人だけの美学。

甑岳を下って不動池方面へ向かうあるポイントで鹿児島県のパークレンジャーの人々が登山客が誤って入らないようにロープを張っていました。実はそこは白鳥アバンダントコースの実質的な入口になっているのです(本当の入口は旧露天風呂前が起点)。私が「宮崎県えびの市は『アバンダントしらとり郷土の森』に行かせたがっているんですよ。」と言いましたが意味が解っていないようでした。その方々にえびの高原で再び出会った時に「あの後、二組があのロープの向うからやってきてびっくりしました。あそこは通り道になっているんですね」と話してくれました。進入禁止の向うから人が次々やってくるのですから驚くのも無理はありません。今は新燃岳から3キロメートルは入山禁止なので、押し出された登山者がこのコース(ただし途中で引き返す人がほとんど)を選び始めているようです。白鳥アバンダントコースは樹海のコースなので必ず遭難者が出る可能性は高いです。

単独行。新燃岳の負の影響のためにほんと霧島にはご無沙汰になっている。「別に霧島が病気になったのではなくて、ちょっと元気が良すぎるのだから大目に見ようではないか」と思っている。本当は霧島の韓国岳1700Mに登りたかったが登山禁止故に宮崎県えびの市白鳥地区からアバンダント白鳥郷土の森を経由して最後は県道のアスファルト道を下ろうという大まかな計画で10時に白鳥神社駐車場をスタートした。体力に自信がないので、甑岳までは行けるかな?という軽い気持ちでスタートした。

この白鳥アバンダントコース(仮称)は通算6回目のチャレンジとなる。3回目(No188霧島完全縦走)で陽が落ち温泉のグラウンド前で道を失った時の検証で入った時も含めると7回目となるので人一倍思い入れが強いかもしれない。その時は一番上の地図にある最深部590Mで日没を迎えてた後に二度道を見失い、一度目は薮こぎしながら林道に出た。その後再び道を失った時は闇雲に先を行かず、後退して林道へ戻り、少し遠回りをして反時計回りで白鳥温泉下湯に辿り着いた。

このルートは上から降りてくる分には見通せるので割と簡単だが、登るとなると難易度が増す。上でも書いたが「ここ、初めての人なら反対方向へ行きやすいなぁ」と思える箇所があるので下りで数回目馴らしをしてから登った方が安心かもしれない。また白鳥温泉下湯前の杉の木立は暗くなるとどこを向いても同じ景色にしか見えないので迷いやすくなるため、日没が心配だったら県道を降りた方が良い。

2 thoughts on “248 霧島山麓を歩く 甑岳、白鳥山、えびの岳

  1. レンジャー中城様

    先日はブログへのコメントありがとうございました。
    多少の無理をしつつ、でも致命的な無理はせず、楽しまれることを祈っております。

    今月開催される霧島・えびの高原エクストリームトレイルのコースとなっているアバンダント白鳥郷土の森を歩かれているかなと検索したところ、このページにたどり着きました。このコースは確かに迷いやすいらしいので(全部歩いたことはありません)、事前に試走しておかねばと思っているところです。レース当日には目印テープも増えるでしょうが、大量に遭難者の出ないことを(自分もその一人にならないことを)願っています。

    歩いている時に「乗りませんか」の申し出を受けて断ったことが私にもあります。
    マラソンの練習で家から鰐塚山まで往復した時ですが、疲れて田野町を歩いていると、車が1台止まってくれました。
    「マラソンの練習をしているのでいいです」と断ったのですが、その気持ちが嬉しかったものです。
    次からは私も奥様のおっしゃるようにご厚意に甘えてみようと思います。

    • ハイ、少しだけ? 少年に戻って汗をかくことにしました。実際はかなり戻らないと少年には戻れませんが。
      精神は年をとりませんから、Back to the Futureばりに、やんちゃに今と昔を駆け巡りたいですね。こんなことはやはり一人が楽しいはずです。

      書いていて突然思ったのですが、やん様のやんは「やんちゃ」からきていたら面白いですね…。

      白鳥アバンダントコース(仮称)はいつ通っても楽しいばかり。レース当日はまさか遭難されるような事態はないでしょうが、誘導テープ通りに行くと直角に行かねばならない所で、ショートカットの誘惑が出るとレース失格になるかもしれないので、そちらの方を心配します。

      女性は体力に余裕があるなら見ず知らずのクルマに乗るのは避けた方が良いかもしれませんね。私も双石山付近で気の毒になってついつい声をかけてしまうのですが、その時は地獄の形相の中年以上の夫婦連れか老女専門です。若い人は苦労した方が日本のためだと強くと思います(笑)。

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