2017 第31回 青島太平洋マラソン

何とか2週間前から不調だった左足首の痛みもレース前には影を潜めて、これ以上ない状態でスタートを切ることができました。

2週間も走っていなければ足が軽いので、当初から飛ばしてしまうことと、後半に息切れすることは自明の理です。しかし今回もあえて自重することなく前半にタイムを貯金することにしました。冬のマラソンは最初からスピードを殺して進むと、寒さから体温が上がらず終始遅いペースになってしまって辛いマラソンになりがちです。暑ければ私でも自重しますよ。

実際、スタート前から空には雲が広がってきて、小雨も降りました。気温もずっと低いままでした。後半では一度外した手袋とアームカバーを装着し直しましたが、指先がかじかんでエナジージェルの封が切りづらくて困りました。こんな時は捻って吸引できるタイプが良いと思いました。


スタート〜15km(5’09″/km)宮崎神宮まで

↓ お二人とも顔は優しいけど、走りはキビシイです。

昨年サブフォーをしましたので、今年はスタートブロックはEからCへとステップアップしてその恩恵は計り知れないものがありました。ロスタイムは4分32秒から58秒へと大幅短縮でした。それに伴いスタート直後の混雑はないことはないのですが、抜こうと思えば抜けるのですから許せる範囲です。それでかなりの人を抜きました。体が動く前半が勝負だと思ったからです。結果的に抜いた数の10倍の人から抜かれ返されましたことは仕方はありませんが、貯金だけはできました。


15km〜21km(5’50″/km)宮崎神宮から橘橋中間点まで
宮崎神宮からの折り返し前から、以前から宿命的に痛みを抱えている部位(第二指付根)からの強烈な痛みが出てしまって、万事休す。走りがギクシャクしだして太ももにも影響が出始めました。かなりスローダウンしましたが治る気配もありません。この時点で今日のランシュー選択の間違いに気づきました。
今年は練習量を増やすために、厚底タイプのブルックスゴースト9を履き続けていました。これはかなり効果的で、ずっと宿命的な指付け根の痛みは出ていませんでした。
しかし、片足で100gも重いのとアスファルトを蹴るときに滑る感覚がレース用ではないと判断して、今年2月の熊本城マラソンで自己新を出したadizero Japan Boost3を選択していました。Japan自体はBoostですから決してソールが薄い訳ではないのですが、半年以上ゴースト9を履き続けいたのでゴーストに足が合ってしまっていたようです。この半年はゴースト以外は履かなかったからですね。地面から突き上げる荒れたアスファルトが容赦なく足裏を痛めつける感覚でした。大会前にJapanをロングで履いてみるべきでした。故障明けなのだからゴーストにすべきだった。これは重さとかグリップ力とかでは測れない、足裏を守る力もマラソンのようなロングでは大切な項目だと思い知りました。


21km〜32km(8’00″/km)中間点から運動公園まで
かなり歩きました。ラン友さんを多数見送りました。23km付近で収容車が目に入り、スタッフがおいででおいでとアイコンタクトをしてきましたが、会場まで送ってもらえる時間が読めないので、運動公園まで歩いてでも帰ることを選択しました。中間地点で完全にリタイアを決めていました。


32km〜ゴール(8’01″/km)運動公園からゴールまで

↓ 32km地点でカミさんが写していました。カミさんに会えたから泣いているかもしれません。
32km地点には打ち合わせ通りカミさんが待っていました。ここでリタイアするつもりでいたんですが、間違って「リタイアしようと思う」を「リタイアしようかと思った」と「か」を一個入れただけで言葉の流れが変わってしまった。嘘のようなマジな話です。
「それなら走りなさいよ」と言われたので、続けて走ることになりました。いつもはやめなさいと言うカミさんが走れと指示することは滅多にないので神の啓示かと思ってしまいました。
「『なぜ走りなさいよ』と言ったの?」と後で聞いても「?」で、単なる話の流れでそう答えたに過ぎなかったのでした。

トロピカルロードに入って、この拙ブログの読者のI夫婦に声を掛けて頂きました。「レンジャーさん走っていたのですか?」と興奮気味に話されつつ、並走までして頂きました。非常にありがたく、力と勇気を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。いつかお返しをさせて頂きますね。しつこく42km並走しようかな?


↓ ゴール後はどうでもいいやという気分からか、GPSウォッチの記録終了ボタンを押すのを忘れていました。完走賞をもらった後に気づきました。

 

↓ 6時間以内に帰ってこれて良かった。


最後にアドバイスを。
マラソンにエントリーされる時に皆さん持ちタイム以上で申告をされる方が多いのですが、去年遅かったのはたまたまとは思わない方が良いですよ。終わってみると去年の方がたまたま速かったと判ることもあります。スタート直後に真剣に練習してきた人が練習もおおよそされていないであろうど素人に進路を塞がれてペースを乱すことは本当に気の毒でなりません。レースはあなただけのものではありません。身をわきまえて欲しいです。
私は過去2年間の自分のベスト記録以上では絶対に申告はしません。それが当たり前のルールでしょう。私はベスト記録のプラス1分で申告します。それが他者への思いやりで、身をわきまえることだということです。だからEブロックから出走を余儀なくされた昨年はスタートで苦しみました。でもスタートで楽しようと思っても自分を偽ることはできません。周りは「早めに書けば安心ね」とか言いますが、その前に「後半に向けて走り込んでおけ」と言いたいですね。後半はいくらでも飛ばせるスペースもありますからね。

正々堂々とマラソンを楽しみましょう。

6 thoughts on “2017 第31回 青島太平洋マラソン

  1. お疲れ様でした! 前記事を読んでいたので、青島でレンジャーさんを見つけた時は
    驚くと共に鳥肌が立ちました。奥様との不思議な会話がなければ会えなかった訳ですね。
    レンジャーさんの並走、楽しみです(笑)

    • 本当にありがとうございました。
      地獄の中で天使に出逢えた心持ちでした。

      長い人生です。並走も必ずありますよ。

  2. ほんの一瞬でしたがコース上でレンジャーさんに会えてよかったです。苦しそうでしたが無事に完走されてなりより。アオタイは来年も逃げませんからまた来年記録を狙いましょう!また来年も私もきます!

    • はっしーさんにコース上でお会いできて良かったです。が、あそこからが長かった(笑)。
      私もサブ3.5できるまでは挑戦し続けますよ!

      お互い目標に向かって頑張りましょう。
      まずは体をケアしてみます。

  3. 完走どころか、4時間台なんて、今回の体調からすれば相当頑張ったと思いますよ!\(^o^)/

    「リタイアしようかと思った」…。
    いつの間にか気持ちは無意識のうちに前向きになってたということでしょうね?!^^/

    スタートブロックの問題…。
    まあ厳しくすればいいんでしょうけど、10000人もいたら制御できないというのが実際のところでしょうか…ToT

    • yappyさんも風邪引きながらもブラインドランナーさんの伴走お疲れ様でした。来週に防府マラソンを控えているのに凄いと思います。とても誰にも真似できんですね。

      途中で声を掛けてもらってありがとうございました。少しだけ力が出ました(笑)。うそうそ、すごく感動して勇気付けられました。

      タイム詐称の問題は悲しい現実ですね。ただこうして発言していれば、一人か二人ぐらいは反応してくれることでしょう。

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