295 雪降山


雪降山地図二人行。「山と食堂は入ってみないと判らん」と言いますが・・・って珠玉のRanger語録です。 雪降山には峻険さで圧倒されました。誰をも寄せ付けない雰囲気に霊山の趣を強く感じました。こんな山は私は大好きです。我々二人ともガリガリと身も魂も削られ生まれ変わったような感じです。修行をしてきたという感覚です。 雪降山を皆にご紹介するのが憚れるほど難易度の高い山だと思いますので、生半可な気持ちで行かれないほうが良いと断言します。なので今回は地図にはルートを載せません。ルートは左から時計回りで登りました。どちらも踏み跡が浅く、登山道の概念が通用しない難易度の高いルートです。通常の登山道ではないんです。つまり公的な標識は一切なく、テープを頼りに進んでいく難しさは山に慣れた者でないと無理です。「テープを発見しながら進めば簡単じゃん」と言わないで下さいね。地形を見ながら進んでいると思わぬ方向にテープがあるのが目に飛び込んできて、私は思わずしゃがみこんで「嘘だろう? 無理だわ。この先行く気が起きない。」と呟くとSaddyさんが必ず「大丈夫。行けば何とかなるから!」と優しくフォローするのだけど、お互い肝を冷やしながら進んだことだけは確かです。まぁロールプレイというか役割分担ですね。ワザと嘆き、他方もそれを受けてワザと励ます。共に嘆いていては精神衛生が良くないので登山必須のワザにございます。難しさの極致は高度差を乗り越える体力不足に起因するものではなくて、ルートファインディングにてこずることが一番難しいことなんです。ここを喜んで行くのはD.Ishizakaみたいな人間離れしたドアホウしかいません。

登りの途中の842ピークの後は痩せ尾根を本峰に向かって順調に進みます。ここだけですね楽しいのは。ここからは眺望も良く楽しく山行ができます。烏帽子岳、石堂山、オサレ山がきれいに見えます。頂上から正規登山口へ続くルートからは眺望が全く利かないので、どうせ行くなら節理岩があるコースが良いかもしれませんが、岩がゴロゴロしたコースなのでスピードはあがりません。

標識のある正規登山口へ無事降りれた時はSaddyと臆面もなく抱き合い喜び合いました。正直言うと、行きはルートを大きく外れ遠回りしましたし、帰りは何度もテープを探しながら立ち往生しました。両方とも十分に案内テープがあります。赤、白、黄色、ヒラヒラの4種類がありますが、摂理岩を巡るコースから入ると600M付近に大きなオレンジのテープがあり、これに惑わされて南へ行ってしまいました。目指す尾根が見えていたので間違っても慌てず、引き返さずに直登しましたが無事842ピークへ着きました。そして下りのコースは崩壊箇所が3箇所あり、そこの箇所だけがテープが解りづらくなっていますので3度「今日はこの山にSaddyとお泊まりか?」と危惧しました。山って1箇所でも迷えば遭難ですからね。簡単ではないですよね。

これで東米良の山も6山目です。登ってきた順に「烏帽子岳」「地蔵岳」「龍房山」「空野岳」「オサレ山」「雪降山」となり、残りは赤髭山を残すのみです。総称して銀鏡七山と言うらしいのですが、来年の3月中旬に登山祭りがあって来年は「赤鬚山」となるそうです。朝お会いした西都市役所観光課の可愛らしいお嬢様に「ぜひいらして下さいね」と言われてSaddyちゃんはデレデレでした。帰りに赤髭山への登山口をバス停横に発見しましたが、これを0合目から登ると大変なことになると思いますので、おそらく林道途中に新たな登山口を用意されると思います。「地元の方が今から赤髭山登山道を整備されるんです。」とのことでした。

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