302 国見山、ケラガヅカ、青井岳 往復

HPイラレ作成用単独行。
国見山は薩摩街道の途中にある山で国見峠と呼ばれたそうだ。この峠から去川の関まで2里ぐらいだろうか、街道の難所として行き交う者はここで休憩をしたと言い伝えがあるそうだ。私も鹿児島まで4日間をかけて歩いたことがあるが、薩摩古道とか薩摩街道と呼ばれる道は高き所を通っていることが多い。それが何故なのか、自分なりに感じたことが本日あった。

それは「川と馬の存在」ではなかろうか。川に架かる橋の造営は大変であっただろうし、それが大河になれば不可能なこともある。宮崎県では大淀川は大河である。(昔いかだ下りをしたことがあるので幅が広いことが良くわかる。深さはそうでもないが、一度増水したら浅いだけに堤防をたやすく破る)大河を渡る時に荷をいちいち舟に詰め替えて渡ることも難儀だったはずだ。故に大河にかかる支流である小さき川の源流の上を通ったのではないだろうか。
宮崎に点在する薩摩支藩経営で上流身分である者が乗る馬も小舟では運搬が大変であっただろう。なにせ人間の移動が禁止されていた時代だ、馬の馬力に任せて高速道路みたいに山を飛ばした方が「お達しなどの業務連絡」は早かったものと思いながらケラガヅカへと向かった。

ケラガヅカはケラッガ塚とも言うらしい、要は「家来の塚」がなまったものだろう。歴史的な情報は何も知りえないが、現実的に考えると家来は主人筋よりも高い所に埋葬するはずがないので、山の主従から由来しているのかと思った。この地で448Mのケラガヅカと563Mの青井岳の山の主人筋は霧島であろう。
地理的に国道10号線と国道269号線の真ん中にある山です。自然環境もすこぶるよろしく、大木も中木も幼木もバランスよく生育している感じで、まさに生きている森という言葉が似合うエリアです。また「森の回廊」という言葉が常に胸に抱かれたまま幸せな気分を抱かせて頂きました。

青井岳へ向かう道も清々しく私もうっとりしながら歩を進めましたが、青井岳頂上の手前のピークを勘違いして「ヤッター」をした時は少し恥ずかしくなりました。ここまでの道は決して高低差(アップダウン)で苦しむことは少ないと思います。高低差の難しさは人それぞれの捉え方で変わるのでしょうが、なにせこの山域に足を運ぶ人は健脚者以外にいませんので他者への心配はしません。
今日の往復ルートで特筆すべき点はすべての道が広く、柔らかいという2点あります。迷いやすい所もありますが、私はコチラの記事を参考に迷わずに行けました。特にケラガツカにある三角点から引き返して青井岳へ進むということを頭に叩き込んで望めましたので非常に助かりました。

 

2 thoughts on “302 国見山、ケラガヅカ、青井岳 往復

  1.  私の情報がお役に立ててうれしい限りです。レンジャー中城のHP、私のHP作りに参考になることが多く勉強になりました。 国見山、ケラガヅカ、青井岳 往復、森の豊かさ、歴を感じる素晴らしいコースで、レンジャー中城さんも堪能されたと思います。薩摩街道を和石方面を歩きたいのですが、いつになることやらです。今後ともよろしくお願いいたします。

    • won様、貴重な情報ばかりか、コメントまで頂きありがとうございます。本当に涙の出る思いの素晴らしい山域でした。そんなきっかけを与えて頂いて感謝申し上げます。
      won様のHP作りはどの山のHPよりも精密であることは疑いの余地がありません。車の進入路からガイドして頂けるHPは、山への強い憧れを持っているけれども、一緒に行く人もいなければ、登山口の位置さへ判らなくて登山へのきっかけを失っている人への思いやりに溢れていると思います。やさしい性格の方なんだなと常々思っていました。私もwon様のHPに随分と助けてもらいながら7年も経ってしまいました。
      won様に2008年10月に初めてお会いした時はHP作りを始めたばかりで、登山歴満3年でそろそろ記録を残さないといけないと思っていた時でした。あれから4年も経ったんですね。またお会いできたらと願っています。今後もよろしくお願い致します。

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