89 高千穂峰(レギュラーコース)

  • 2人行。
  • ボランティアで登山道整備に汗を流す益満さんと出会い、話し込んでしまいました。
  • 高千穂峰からの登りコースと下りコースに分かれてまだ1年はたっていないと思います。(2008年3月現在)私は宮崎県側から登って降りることが多いのではっきりとは分かりませんが。2007年の7月末に霧島東神社から来て下った時には、すでに高千穂峰は下りと登りとがはっきり分離されていました。最初は混雑しないからいいなと思いましたが、実際あまりのすべりやすさに「こりゃウソだろう」と思いました。前を行く子どもが実際に滑って転んでを繰り返したので「やはりなこれじゃケガするよ、コースは元に戻した方が良い」と真剣にそう思いました。わざわざケガ人を出すようなことをしなくてもと。
  • そこで今回、益満さんに出会い「色んな意見を聞かせてくれ」とおっしゃるので、実は…と上に書いてあることをお伝えしましたら、益満さん曰く、
  • 「山は元々危険なもの。あたりまえじゃないですか」と言われとことに頭がクラクラとしました。
  • 更に「だいたい山にストック1本持ってこずに登ることがおかしいんですよ。山は危険だから杖の一本もなければケガをしますよ。山の入口に看板を立てれば良いんですよ。」と、
  • 益満さんの言葉は荒く聞こえるかもしれませんが、実際この日のボランティアは次の日が「坂本龍馬ウォークラリー」の日になっていて、「沢山の人が登って来られるのでケガの無いよう」にと時間をかけて整備をしていらっしゃたのです。ケガのことについては、自己責任のことを、看板のことについては、山の教育の大切さをおっしゃっていらしたのだと理解しました。
  • 更にコースを分けたことについては、
  • 「人が登れば登る程、道はえぐれて荒れていきます。今、分離しとかないと後世の人たちにここの自然を残せませんよ。1年間で皆の足で最大80センチ掘れているところがあるのです。」
  • 確かに写真でもお分かり頂けるように、ここの登りコースはいくら木杭で止めても深く掘れています。ここを下りに使えば、更に深くえぐれ、表層が崩れ、取り返しのつかないことになりそうですね。
  • 「皆の意見を聞かせてください。人間は話せばわかるんですよ」という言葉を何度もお聞きしました。 簡単明瞭ですね。良いお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
  • その後のお話です。2008年7月には登りと下りに分離された登山道は半年も経たないうちに「一般者コース」と「健脚コース」に名を変え、自信のある人だけが通りなさいという体になった。そして2009年5月には以前の登山道だけに戻った。いろいろNPO団体の間でもめているのではないのかな?山を安全か危険かの観点で見るか、自然から頂いている財産として見るかの差ですね。
  • 余談ですが、宮崎と鹿児島の人たちは高千穂峰をニニギノミコトの天孫降臨の地としてあがめていますが、では他県の人はどうでしょうか?坂本龍馬が引き抜いた天の逆鉾のイメージで見ています。主人公が坂本龍馬に変わっているのです。
  • 真冬でもスニーカーで上がってくる人がいますよね。あれは確実に坂本龍馬フリークです。御池小学校から登った時に山頂で若者に「どちらからですか?」と声をかけられました。こういう時は逆に聞いて欲しいから先に声をかけるんですね。若者に「そういうあなたはどちらからですか?」…「横浜からです、龍馬の辿った道を歩きたくて」…「そうですか、ところで今日は相当冷えたから滑られたのではないですか?高千穂河原からだとアイゼンは必要だったでしょう?」…「アイゼンって何ですか?」…足下を見るとスニーカーではありませんか?「イヤ何でもないです」と私は話をおわらせました。確かにちょっとすべって痛い思いをすれば、人は学習するものですかね。でも彼は登山することが目的じゃないしね。
  • 本当に高千穂峰には色んな人がこられます。お神酒を山頂一帯に振りまきながら お経を唱える人。お経は心で読んで、お酒は胃袋に収めてくだいね。ココは国立公園内ですよ

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