1 高千穂峰(レギュラーコース)初登山

3人行。広島東洋カープが初優勝した昭和50年、1975年以来の高千穂峰登山である。前回は中学校の登山遠足で半ば強制であったが、今回は自ら志願したものである。体重が80kg後半にさしかかり、このままではいつ死んでもおかしくない体調となっていた。 何かアクションを起こさなければと考え、M氏にお願いして連れてきてもらった。太っているので、迷惑をかけては忍びないと、少しでも体を慣らそうと3週間前からウォーキングを始めたが、そんなささやかな運動では小学低学年の子と競い合うこともままならぬ程の体たらくだった。
やっと馬の背に到着すると、もうひとつ山が待ち構えていた。まるで溶岩ドームのような本峰である。同行のM氏とT君は何度も立ち止まって、自分が追いつくのを待っていてくれる。有り難いが、自分が余りにも情けない。おまけに後から来た宮崎工業高校バスケットボールクラブの子供たちに(80人いたかな)次々抜かされながら、『こんにちは〜』の挨拶の嵐。行儀が良いのにも程がある。頼むから静かに抜いていってくれ。挨拶は対面の人だけにしておくれ。
山小屋の前には30年前に見たセスナの残骸であるプロペラが残っている。30年前の遠足の何日か前に医者である方の自家用飛行機が高千穂峰の尾根にぶつかって亡くなられたのを私はずっと覚えていた。その当時は機体の残骸がちらばっていた。あれから30年も何事もなく私は生きてきたのである。プロペラにさわり、あれから30年も生きてこられたことに感謝した。
初めて登った感想は足が棒(豚足)の様になって、尋常じゃない苦しさだったが、「登る」「降りる」という作業が単調なだけに「やる気」があれば自分でも続けられると感じた。また帰りの運転ができる状態ではなかった。次回から単独で登れば、人目も気にせず、ペースも気にせず、トレーニングできると心に決めた。せめて3ヶ月単独で登って人並みの体力がついたら他者を誘おうと思った。

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