111 韓国岳北峰 vol.2

  • 2人行。宮崎市を6時に出発する。平和台大橋の向こうには高千穂峰がその姿を拡げ、今日の山行の成功を祝福している。舌も滑らかに「今日の天気は最高だ?、今年に入って一番の天気だね」と能天気なことを二人してハイテンションに喋っていると、生駒高原に入って目の前に君臨しているはずの韓国岳の東斜面が見えない…、肝心の韓国岳だけが霧に包まれている。『?…何なのこれは』、とりあえず行くしかないと硫黄山前の駐車場へ車を進めた。
  • 駐車場はすでに満杯だ。駐車場の横のわすかなスペースがあったので、そこに停めた。8時ジャストに硫黄山より霧に包まれた韓国岳目指して歩き出す。小林から来たと言う60代の夫婦と話を交わしながら「1合目表示板を左に行きますので…」と伝えると「エッ?」という顔をされる。「ちょっと火口底を廻ってきます」…さらに怪訝そうな顔をされた。無理もない、ここは正規ルートではないからだ。ご夫婦に別れを告げ、1ヶ月前に苦労して辿った道を二人で慎重に確認しながら進み73分で鞍部へ到着。その頃には青空が顔を時々見せ始める。
  • さっそく空荷で下へ降りてみた。足が滑る時がある、クマザサを掴めれば合格だが、不幸にもアザミを掴んだ場合、韓国岳の聖地を汚すことへの免罪符だと諦めて身を悶えさせるが良い。その後は二度と『あの悪魔の握手』に似た儀式を体験せずに済むよう慎重になるだろう。それから厚手のパンツと厚手のスパッツがあれば完璧だ。韓国岳北峰のアザミは背が低い、最高30㎝の高さなので下半身さえ守れば上半身は半袖でも良いかな。(北峰から本峰へ東周りで行くときは約半分がスズタケのヤブこぎがあります。それでも祖母山の風穴コースからすれば遥かにラクです。)
  • 火口湖は雨の後なのか心なしかブヨブヨしている。国土地理院の地図で見ると本峰との高低差は279mあるが、下からみるとそんなに高さを感じない。上から見ると身がすくむ思いをするのとは大違いである。四方絶壁に囲まれてはいるが爽快感はあった。ただシカの糞尿の香りが韓国岳の神々しさを少し損なわせるが…。けれど印象に残る地である。
  • 前回は雨が降り出してきたため、どんな視界かが判らなかった北峰頂上は見渡す限り360°の絶景が待っていた。北方には硫黄山南側の池(名前は判らない・大雨の時だけ出現する池?)、不動池、六観音御池、白紫池の4湖が同時に見渡される。東には夷守岳と丸岡山の鞍部の向こうにシェラトンホテル45と閉鎖されたオーシャンドームが光って見える。ここ北峰を最終目的地としてコースをプランニングしてみると良いかもしれない。旧えびの市営露天風呂小屋の後ろに下っていくルートもあるやと聞く。
  • 北峰から『くびれ』を通り越しヤブこぎをがんばって、40分を過ぎた頃、二子石を左に御鉢を右に従えた高千穂峰が目の前に現れ、いよいよ東周りコースも道半ば。これからはヤブがないのでスピードアップしていく。韓国岳本峰へは北峰からおよそ1時間かかります。

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