131 開聞岳 vol.4

3人行。沖縄のKさん、鹿児島のMさん、宮崎の私の3人組です。当初の予定では軽く韓国岳へ登ろうと計画していたのですが、年末の雪と年初の寒波でチェーン規制があり、鹿児島側から車で来るのは難しくなり、2009年の初登山は開聞岳と相成りました。今回で4回目となりましたが、忘れられないことが二つありました。

ひとつは種子島と屋久島を始めて見ることができたことで、洋上にすっくと立ち上がる様は正に洋上のアルプスの名の通りでした。7合目付近で見えた後は、種子島しか見えず、屋久島は雲に隠れたままでしたので、見えた週間はまさに一瞬のことだったと思います。あれが硫黄島(鬼界ヶ島)と竹島ではありませんように。自信はありませんが。一緒に見た沖縄のKさんと喜び合いましたが、一人先を行く鹿児島のMさんは見えなかったようです。人生そんなもんです。

ひとつは8合目以降、溶けた雪が氷状になって岩、木段がツルツル滑り非常に危険な登山となりました。私とKさんは4本爪のアイゼンを片方づつ装着しましたが、それでも万全とは言えず、慎重に登って行かなければなりませんでした。あちらこちらで泣き言を言う声がしていました。普通の靴でそれもアイゼンなしで先に行ったMさん『あんたは偉い!』それに「怖いから先に下りる」と言って本当に先に行ってしまうMさん、少しは団体行動も覚えようね。まあそこがMさんのMさんらしい所なのは百も承知なのだけれども…。この偉大なる素人Mさんと登るのは2回目です。1回目の雪辱を晴らす日がやって来たと喜んでいましたが、諸事情で勝負のゴングすら鳴らず、次回に持ち越しとなりました。次回を気長に待つことにしましょう。

帰りの車中は沖縄のKさんの言葉の端々に薩摩藩に対する歴史認識が垣間見えて、鹿児島のMさんをチクリチクリと刺していきます。Kさんは車中でも色んなことを話されていきます。Mさんが「Kさんどうしてそんなに雑学知ってんの?」と問うと「雑学じゃないよ、博学だよ」と突っ込んでいました。登山の常識では皆が一緒の歩幅で登って、打ち解け合うのですが、今回はMさんを肴にすることで打ち解けてしまいました。Mさん悪役を買っていただいてありがとうございました。

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