3月 22

取憑かれるまま歩いてみた

徒歩で南北に宮崎県縦断をした。
勢いで東西に宮崎県横断もしてみた。
そして極めつけは鹿児島まで歩いて行ってみた。
桜島一周はおまけだ。
延17日間。
その間ほとんど誰とも語らずに自分の足音だけを聴きながら前へと進んだ。
得たものは孤独に打ち克つ心だった。

仕事があるので泊まりはできない。休日にJR線沿いに歩きながら、夕刻になると電車に飛び乗り自宅へ帰る。そして次の週その駅まで電車でやってきて続きを歩くのだと云う計画だったが、かなりうまくいったと思う。取憑かれながらと言ってもJRの時刻表は分刻みで把握していたので、実際はJRと自分の体力の勝負だった。

「歩き」は欲張って膨張した自分の欲望をパンクさせることができる、面白いゲームだと思う。

3月 21

宮崎県横断③_36km_野尻からえびの京町温泉駅へ

本日は夕方までは晴れの予報でした。何の憂いも無く野尻町の「コメリ」前をスタートしました。ここまでは登山仲間のSaddyさんの車で送って頂きました。山を断って歩くのは心苦しかったのですが、東シナ海を見るまではワガママをお許し下さい。
さて本日の道路状況は稀に見る高安全道路で問題ありませんでした。特に小林駅から先は県道(山麓線)を通りましたので安心でした。しかし小林中心地前のパチンコ屋さんが林立する歩道はこちらが歩いているにも拘らず、皆さん車道へと車を進め、はね飛ばされないために私は店舗の敷地の中へ遠回りを強要されることがしばしばでした。これほど車中心の歩行者無視の、高度車社会の町はありません。「堀市長さん合併で面積と小林市民を増やす前に、『人に優しい市民』を創り出す方が先なのでは」と言いたい! 私を不快にさせたドライバーは普通の女性達でした。なぜ歩行者を大事にできないのだろうか? なぜ歩道を歩いていてもはねられそうになるのだろうか?
気を取り直して小林駅の先から山麓線へ入ると、小林のI病院に勤務と言われるサイクリストのXさんとお会いし、数キロ共に歩く。私もいずれバイクに跨がりたいので、基本的な質問を投げかける。上の写真のバイクは80万円を少し過ぎるそうで、最高速度は時速40㎞を超すと言われる。
帰りの都城駅で20人程の見送りを受けた少年が列車の中で大泣きをしていた。詳細はもちろん分からないが、二駅で自分を取り戻し、希望を胸に前へ進もうとする気配を感ずる。春は出会いの前に分かれがあるということだね。


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3月 15

宮崎県横断②_29km_高岡から野尻へ

朝起きると天気が恐ろしく良いので、登山にするか歩きにするか悩みましたが、昨日果たせなかった「のじりこぴあ」方面へ行きたくなった。朝食後マイハニーにビタミン館へ車で運んでもらいスタートしたのが9時30分で、また車でキャッチアップしてもらったのが15時35分でした。

この道は月に2〜3回は往復している道なので良くわかっている道ですが、歩いてみると花が思いのほかキレイで、知らなかった文化財もかなりあり楽しめました。ただ前日のJOGの後遺症があり、筋肉痛で中々走れませんでした。そこで時速4.8㎞で歩きました。はっきり言ってとてもスローなペースです。スローなペースでも6時間後には30㎞先にいるのですから、人間ってヒマさえあれば何でもできるものだと今日も証明してしまった。



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3月 01

薩摩への道④_17km_鹿児島中央駅〜白浜

国道10号線は歩道が切れているので…あんなに前日もう歩かないと決めていたのに、翌朝起きると、歩くことしか思い浮かばなかった。寂しい男だ。誰にも期待されていないから、自分で自分に期待するしかない。「お願いだから◯○して死んで〜」という最近流行って来たお笑いのフレーズが浮かぶ。「お願いだから歩いていて寿命が尽きて突然死ぬ時は、車道側に倒れて車に轢かれて死んでね、事故扱いになると保険金が違うからね、絶対歩道側に倒れちゃ駄目だからね」とは取引先の社長のお言葉。それをだまって聞いていたカミさんは「さすがに目の着けどころが違う」と唸っていましたっけ。

高級アルコールの香りを若干残しホテルを後にする。昨日カミさんに捕捉された白浜まで行くことにしたのだが、 昨夜一緒に飲んだMMさんの顔が浮かぶ。何故あんなに体が破滅一歩手前になるまで、彼も私も徹底的に飲めるものだろうと自問自答してみる。彼は私に「なぜあなたは歩くのか?」と問うが、その答えがやっと出た。『とことん胃液吐くまでやろうぜ!人生は一回きりだ』そして『酒も歩きも同じ。いきおいなんだな』酒が入ると理性的な行動ができないように、歩きも動き出すと止められない。そんな答えの出た今回の薩摩への旅は成功でした。歩きは勢いだ!とことん行くぞ!!

☂を覚悟したが快晴に恵まれた。足を引きずっていると、ある公園で「お茶を飲んで元気出しなさい」と優しく手招きで誘ってくれる女性がいた。好意を無にしてはいけない、旅人の掟に反するとお茶をいただくが、苦くてとてもうまかった。さらに足をさすってもらった。『単にマメが潰れて痛いだけだから構いませんよ』お断りするが、さする手を休めようとしない。女性の御年は言わないのが礼儀だから言わないが…私より年上だったと日記には記しておこう。私のような宮崎の田舎育ちの者から見ても、鹿児島の男も女も情が特段に濃いと感じる。


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2月 28

薩摩への道③_41km_大隅大川原駅〜白浜

薩摩への道③ 桜島の見える薩摩路でつかまえてね作戦

今日の予定は行ける所まで行って、カミさんに拾ってもらってとりあえず鹿児島市へ行こうという作戦です。歩けなかった部分は翌日鹿児島市から歩き返そうと云う高等な戦術です。
大隅大川原は静かな駅です。大川原の街も優しさに包まれた良い町です。大川峡が有名みたいです。ただ先週の財部からずっと上りの連続でしたから、またまた上りが続いてちょっと苦しかった。車とかモーターバイクで走る分には気づかないのでしょうが。それにしても花が咲くタイミングが早いですね。ハクモクレンは昨年は3月下旬がピークだったのにね。冬は確実に1ヵ月は少なくなりましたね。
カミさんの車に拾われて竜ケ水、仙巌園へと進めば、歩道が途切れている箇所ばかりなので『明日は歩くのはやめよう、 これじゃあ 危ないよね、もう竜ケ水直前まで来ているので危ない橋は渡らないようにしよう。ヤメタヤメタ。明日は観光だ!』と宣言して鹿児島在住のMM氏と飲みに出掛けました。キビナゴの天ぷらが絶品で、刺身にするよりもいけるんじゃないかな。料理は良かったのですが、でもその後の歌はイマイチでした。


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2月 22

薩摩への道②_41km_青井岳駅〜大隅大川原

青井岳をスタートしたのはまだ夜が明けきれない曙の頃。霧島神宮駅には辿り着けなかったが、雨の日でも傘を差しながらウォーキングができることの証明ができたと思う。意味の無い証明だけどね。傘さしはスピードはもちろん落ちてしまうが、何もせず日曜日を過ごすよりもいいのかな。

さてさて鹿児島県にはいつの間にか入っていた、下ばかりを見ていて気づかなかったので写真はない。財部から大川原までの道のりで、後継者にも恵まれなかったのだろうか、半壊している旧居宅が複数見受けられた。都会では考えられないことだが、田舎ではこれが現実なのだと考えさせられる。宮崎・鹿児島は冬も温暖で過ごしやすい風土だが、現実経済的に恵まれた地域ではないので、正直暮すには厳しい面がある。

さて薩摩への道は次回は錦江湾と桜島を見ることになる。気合いを入れなければならない。今回は雨のため目的の霧島神宮駅には辿り着けなかったので、鹿児島中央駅を目指すには2日を要するのでおそらく1泊して2日連続で歩くことになる。


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2月 14

宮崎県縦断⑦_21km_門川駅〜美々津駅(宮崎県縦断達成)

とうとう宮崎県縦断が完成しました。都合7回で達成でした。もう一度やれと言われたら…おそらくやるでしょうね、それも喜んで!! 山を始めて私は本当にマゾヒスチックになりました。苦しいのが楽しいのですから、一般の人にはどうにも説明がつきません。  歩くスペースは多くの発見と、見過ごして来た数多くの事象を落ち着いて見ることができましたので、私にとってかけがえの無い体験となりました。やり終えての達成感はまるで初めて霧島縦走をやりとげたような妙な高揚感です。「えへへ…オイラにも出来たよ」って感じかな。

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