四半世紀のお付き合いに感謝

image昨夜、四半世紀近くお世話になったラーメン屋の親父さんのお通夜参席をさせてもらいました。式前には親父さんの好きな裕次郎の歌が静かに流れていました。親父さんの味は昔ながらの宮崎ラーメンそのもので、歴史がどっかりと乗っかる空気感が私は大好きでした。
親父さんはいつもラーメンをテーブルに運んできては色んな事を語り出すので、食べ始めるタイミングが難しくて麺を伸ばした事も数知れずでした。内容は「いかにラーメンスープを作るのが難しいか」ということがメインでした。「あんなドロドロのスープは誰でも作れる。濾さなければいいんじゃから」という言葉が思い出されます。
そんな親父さんが「もう体力が続かんから、店をひと月後に閉めることにした」と電話があったのが3ヶ月前のこと。それでもスープを作るのが体力的に苦しくなって「早目に閉めるので、あんたに最後にラーメン食べさせたいから出て来い」と電話があって覚悟を決め訪れると「もうスープ作りに苦労したわ。だれた〜」と仰るので、ココロを込めて味わい尽くしました。その味は四半世紀前から変わらぬ親父さんと私の王道の味でした。
その日から2ヶ月半後、親父さんは天に召されたのですが、数々の想い出と味は私の中に生きています。

2 thoughts on “四半世紀のお付き合いに感謝

  1. そうですか。

    以前、この 親父さんの 記事を、書かれて ましたよね?

    長年 楽しませて もらった 味と、親父さんとの やりとりを、

    もう 楽しめない のは 悲しいですが、

    良い 思い出を ありがとうございました ですね。

    • Kanさん、その通りです。本当は親父さんのことをもっと記事にしたかったのですが
      ブログには限界があるので、あまり書けませんでした。

      親父さんとは真剣勝負でした。
      ニンニク醤油を入れようものなら
      「なんてぇや〜、味が薄いか?」とチェックされる始末。

      いつもお客様がスープを口に含んだ時にどんな顔をするか、
      真剣にみているプロフェッショナルでしたよ。

      ただ酒も随分と頂きました。
      寂しくなったけど、親父さんの味は僕の舌が覚えています。

      楽しいお付き合いでした。

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