23 祖母山(風穴コース>千間平コース)


単独行。相変わらず体重も重く、体力に自信もなく、けれども皆と同じ感動が味わいたい。そこで九州が誇る百名山のひとつでもある祖母山に登ろうと決心した。自分に自信があるのはインターネットで登山情報と天気情報を収集することだけだ。風穴コースを制覇できれば何とかなると判断したが、折しも、日之影付近から霧が深くなり始め、まさかとは思ったが北谷登山口へ到着した頃には小雨が降り始めてしまった。

北谷からは、濃い霧の中を、夢遊病者が彷徨うように山頂を目指さざるを得なかった。見えたのは盛りを過ぎたシャクナゲとアケボノツツジだけだった。天気予報も一週間前からひっきりなしにチェックしてきた。朝4時に宮崎市をスタートした時はもちろん晴れていた。これが山行なのさと自分に言い聞かす。事故に遭いたくなければ、「だまって、静かに、確実に、ミリ単位で歩け。そうすれば岩を踏み外して死ぬこともないのさ。」

頂上は20人くらい。登山の果実を求めて山頂で天候の回復を待つが、待ちきれず下りることにする。もうすでに風穴コースで嫌という程、果実はもらっていた。登山は体力なのだと、景色ではないのだとようやく感じ始めていた。

千間平コースは下っていてとても楽しく感じる。走りながら下りれるのは自分に一番合っている。

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