465 尖山

先週、尖山とこの後に登る日陰山の登山口の下見に訪れていました。机上の事前調査では尖山登山口である観音滝駐車場に至る車道が国土地理院にも航空地図にもGoogleMapにも出てこなかったので不安だったのです。先週は国土地理院に表記された道を辿ると小さな駐車場と、登り口には整備された木段があったのでこれで安心だと思っていましたが、実は勘違いしておりました。本当(新しい?)の登山口はまだ上部にありました。


本日、木段を上がるとすぐに廃道みたいな風景になり、仕方ないので国土地理院の山道を表す破線をトレースして行ったら、ネットで見覚えのある観音滝駐車場に260M、9分で出ました。ちゃんと立派な車道があって、古伏木集落を過ぎたところの鋭角なヘアピンカーブをカーブ通りにトレースしていけば観音滝駐車場にたどり着くようです。私はそのエアピンカーブを曲がらず直進して木段の設置してある駐車場に停めました。初めての方には分かりにくいかもしれませんが、お節介でしょうが国土地理院地図で現状を記しておきます。

↓ 時間表記は観音滝駐車場からの往復のデータです。最初私が停めたところに行く人はいないでしょうから。


↓ 左の木段が旧登山口なのだろう。

↓ 入るとすぐに「ヘンなこと=廃道」に気づく

↓ 慌てず、右90度して地理院地図通りのラインを辿る(この下には砂防ダムがあって満杯状態だったので、何度も地すべり等を起こして登山道が消失して、新しい道をつけたのだろうかと推測。

↓ すると立派な石畳が現れた

↓ すると休憩小屋らしきものが出現

↓ さらに、地図にはない道路を発見。(なるほど繋がっていたのか…)

↓ 駐車場には事欠かない広さ

↓ ここが登山口。

高さ的に「尖山頂上ではない」ことは判るが、そうであったら嬉しいと思う自分は登山には向いていないのだ

↓ 渡渉します。この先観音滝上部を目指すために左から大巻きしていきますが、滝上部までは危険箇所は一切ありません。

↓ 渡渉地点からみる観音滝は品がある

↓ これらの観音様は滝を見ているのではなく、集落の人々を見ているのだと思った。

↓ 観音像の作者は上ノ原金鐘庵(きんしょうあん)住職の石苗(せきみょう)と弟子の石叟(せきそう)が安政5年(1858)3月から6年10月にかけ建立され開眼供養された。(みやざき百山:大谷優著)とのこと。確かに安政五年の文字だけは確認できました。過去には石像は33体あったという。

↓ 観音滝の上部

↓ 鎖がありますが、ここは渡りません。

↓ いよいよ急登が始まる
↓ テープが少ないので慎重になる

↓ 少しなだらかになれば山頂は近い

↓ 見えてきた。この瞬間が一番嬉しい

↓ 到着。+520mを1時間18分か、ダメだな、50分で来ないとトレランレース出れないな。直登が多いコースなのでせめて55分。

↓ 東面の斜面が切り開かれた所はこの前登った珍神山(うずがみやま)。この後訪れた日陰山の西斜面も木材が切り出されて同じような状態だった。山には多くの神話や言い伝えがあるけれど、富生産の現場でもあるんだとつくづく思う。本当は人と山が一体になるという言葉はこんな木材の再生産のためにあるのだ。綺麗事で山を語るためにあるのではないのだな。

↓ 1分経ってないが、名残惜しいけど下山しよう。次(日陰山)が待っている
↓ その前に怪我防止のために手袋をしましょう

↓ 観音滝上部に到着

↓ 目に焼き付けておこう

↓ 再び渡渉する

↓ 登山口到着(降り46分)。直登が多いのでスピードが出せない。というか、一昨日まで足の痛みで杖をついていた身なのに何を言っているんだろう。↓ 車までは左の車道を行かずに、真ん中の小屋をすり抜けて帰る

↓ 道無き道を少し進むと

↓ 砂防ダムが現れて

↓ おしまい


尖山の感想:距離3.2kmで高度差520mほどです。距離が短い分直登が多くなります。乳酸の貯まる思いをしながら老体に鞭打って進むイメージでした。下りも息が抜けません。もう一度登りたいか?と問われたら「もちろん!!」と答えます。「登るも降りるも攻め」というのはこんな山を指すのでしょうか。
渡渉ポイントと観音滝を眺めるポイントが同じために、滝の優雅さも深く味わえませんが、そこがこの尖山の特徴なのかもしれません。

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