登山再開してほぼ1か月で6回目の今日は日之影町の矢筈嶽と丹助岳の2座を繋いで4時間半で登り降りしました。毎週登るられる方でしたら3時間20分。トレランをする健脚者なら3時間は絶対かからないでしょう。ただしルートファインディングが必要な箇所もありますので、大会でロストしてしまわれる方は無理です。ルート案内に一貫性がないからロストすること必至でしょうね。
今回の山は垂直に切り立った崖を通らなければ先に進めない難易度の高い山でした。近くに名山が数多くありますが、「矢筈」と「丹助」って名前負けしていると思います。両山は岳の名前が付いているように切り立っていて、ミニタワーのようです。今回のルートは周回を目指しましたので、自ずと危険を伴うバリエーションルートになりました。
分県登山ガイド本には安全なルートの往復ルートしか載せていないのには理由があったと言う訳ですね。
安全を最優先するなら、結論から申せば、
①矢筈岳は登山口の左ルートから入り「ピストン」で同じルートを戻る。
②車で丹助広場に移動する。
③丹助岳は危険な下りが待っている天狗岩には行かない。(丹助岳本峰のほうが高いので無理しない)
↓ ※今回は実行していませんが、矢筈岳西峰の西側は難しいので。不安な方はこの往復ルートをお勧めします。実際は対面に見える比叡山を目の当たりに見ることだけが特筆すべきものだけに、無理して矢筈岳には登らなくて良いかなと思います。
さて実際の周回コースをご説明します。
↓ この看板から左を行きます。帰りはこの右から周回して帰って来ます。
↓ 心を強く持って下りましょう。右から行くと尾根で矢筈岳西峰にストレートにいけますが、恐怖の絶壁が待っています。自信がある人だけが使えばよろしいのではないでしょうか。安全第一です。
↓ 下ります
↓ 下ります
↓ 距離890m,+21m,-141m下ってから、やっと登ります。スタートしてから15分後のことです。
↓ 登りだして11分後に分岐到着
↓ 分岐から100m上昇、13分で矢筈岳東峰に到着です
↓ 矢筈岳東峰から望む比叡山ですが、ここしか見るものがないと言っても過言ではない。西峰を通過するには少しご褒美が足りない。反対に比叡山から見る矢筈岳東峰は圧巻なのでそちらでお楽しみください。
↓ 手前が矢筈岳西峰と奥に丹助岳
↓ 矢筈岳西峰
↓ 矢筈岳西峰直下
↓ 矢筈岳西峰にはプレートがなかった。朽ちたのだろう。
↓ 未踏の山々。釣鐘山と日隠山に国見山は行かねばならない。国見山はどうしてあの時足を向けなかったのだと後悔している。
↓ 駐車場付近が見えてきた
↓ そうか、左からあの尾根を通ってラスボスに会いに行くんだね
↓ 名前負けしているけど、丹助岳はかっこいい。
↓ まったく気が抜けない
↓ 恐ろしさの連続だった矢筈岳西峰を振り返る。
↓ 西峰を抜けると簡単です
↓ 矢筈岳周回から戻ってまいりました。
↓ ストックが邪魔になって車に置きに行きます。
↓ ここから九州自然歩道です
↓ 階段の歩幅と高さが必要以上にあってあるき辛い
↓ けっこうきつい。何度か足が止まった
↓ このカタツムリマークが九州自然歩道のシンボルマーク
↓ 二頭三角点
↓ 中々丹助には近づかない
↓ ここを右に行っては行けないことはないけど、間違い
↓ 「丹助広場」と丹助岳への道中のプレートには書かれています。キャンプ場でもあるらしい。
↓ 天狗岩だろうね
↓ ここから丹助岳には入る。もちろんいろんなバリエーションルートがあるので登山口は3つもある。
↓ 天狗岩経由で丹助岳行くのはかなり危険です
↓ これが天狗岩です。安全を考えて登らないようにしましたが、
↓ ラスボスの丹助岳から元気なおじさんたちの声が聞こえてきた。たぶんいけないものをドーピングしているようだ。
↓ 結局天狗岩の上に立ったけど、気持ちが悪くなった(笑)
↓ 天狗岩から丹助岳に向かうルートはやばいです
↓ 目の前に丹助があるのに
↓ 基部まで垂直に降りなければなりません
↓ 天狗岩から降りてきたところを下から見上げる。このあたりで頂上のおじさん組から「コンパニオンを呼べ〜」との言葉が発せられた。
↓ 「広場」とはスタート地点の「丹助広場」のことです。ここからでも2ルートあります。どちらも厳しいと広場におられた方に聞きました。自分は丹助岳を北から巻いて帰る別の道を選択したので未体験です。
おじさん組とはここで出会いましたが皆片手に飲み干したビール缶をナイロン袋に入れて降りてきましたが、かなり酒臭かった(笑) 空き缶を持って帰るなんてよくできた人たちでした。
↓ 丹助岳頂上直下
↓ 基部に降りて帰ります。案内板がここに欲しかった。恐る恐る北に進むと
↓ 「丹助岳一周」のプレートがあって安心しました
↓ ここまではプレートがあって助かりますが
↓ 肝心の登山口には案内もテープもなかった
↓ 降りきったところ
↓ ここから舗装路です
↓ 命の水を頂く
↓ 岳筈矢・・・
↓ 丹助岳を振り返る On the アスファルトロード
↓ 今日一番難所の矢筈岳西峰が鎮座している
↓ この登りが地味にきつい
↓ END もう一生行かないでしょう。辛かったけど、少し自信になったかな。
「こんなに山に通い詰めたのはいつ以来でしょう?」と自分のブログを見たら去年の3月に8回も登ってた(笑)どうも行き出すと止まらない性格のようです。
他人に頼らない登山を目指して参りましたので、今回も自然と単独行動。以前は粋がって単独行動が当たり前と思っていましたが、最近は友人と語らいながら登るのも良いと思うようになりました。山から得られる得難い経験を共有できることは楽しいことかもしれません。
しかし自分は脚に爆弾を抱えています。いつ、どこの部位にどれだけの期間、痛みが出るのかサッパリ予測できません。それでお友達と登山の約束はできないのです。今週も木曜日に突然左膝が曲がらなくなり、炎症防止で一錠クスリを飲んで事なきを得ました。
以前意気揚々と登山口に着いたら、急遽足首か何かの痛みで、二人をお見送りしたことがありました。泣けてきますよね。
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