2023年 第40回 いぶすき菜の花マラソンで完走の喜びを味わう

今回は3年ぶりのフルマラソン復帰で、菜の花マラソンは都合4回目で5年ぶりの参加となりました。過去参加する度に、沿道の指宿市民の皆様の力強い応援と温かいエイドに助けられて、すべて完走を果たさせて頂いて参りました。本当に感謝しています。コースは激坂多数で大変厳しいですが、市民の皆様のおもてなしはこの難儀なコースを心地よく走らせてくれる原動力となっています。

↓ 熱い歓待で力をいただきました。幼児の「がんばってくださ〜い」の”くださ〜い”でお願いされて、頑張らない人はいません。それからホット麦茶、ホットコーヒー、ホット緑茶は美味しかった。

初マラソン完走よりも復活完走の方が喜びは遥かに大きかった!!
今回もスタッフの皆様及び沿道の皆様のお力で完走できました。今回の完走は6時間をはるかに超えましたが、心の芯から喜べる完走となりました。今までの中で最高のマラソンでしたよ。

ちょうど9年前の2014年の初フルマラソンがこの大会でした。あの時は6時間を超えてしまったことで我がマラソン人生はスタートで躓いたような感覚で不甲斐なさを感じてしまったものです。この9年の間、大きな足の障害を抱えながらもラン友さん達との交流の中、順調に記録を伸ばしてきましたのは、この高難易度の大会で苦しんだお陰だったのかもしれません。

↓ 久しぶりの顔出しになります(笑)。もうじき62歳です。まだ元気です。

↓ 5kまでは7分代で進んでいましたが、そこから先はもう力が残っていませんでした。

この菜の花マラソンコースは最後の4km区間くらいしか平坦な所はありません。景色と応援が素晴らしいので頑張ることができます。

靴のセッティングを変えることで窮地を脱する
今回もかなり苦しみました。中間点手前で、気が遠くなる足の痛みに耐えかねて歩きました。次のエイドで栄養補給をして、思うところがあり、一旦縁石に腰掛けてWソックスの1組を脱ぎ、靴紐をゆるめて前足部と足首部分を超ユルユルにしてみました。
今回の靴は今まで使用してきた中でもかなり幅広の2Eです。足先の関節が大きくなってきたので、なくなく選択していたのです。緩くて気持ち悪さがありましたが、Wソックスにしても、つま先はかなりルーズで今まで経験したことのない緩さを確認して出走したのですが。
縁石に座り込んで超ユルユルにしたら不思議なことに痛みが消えました。ひょっとしたら今までタイトにしていたことが足に悪影響を及ぼしていたのではないか?と疑問を持ちました。おかげでこの後は全ての激坂も立ち止まることなく走り続けることができました。

↓ 一輪車おじさんにインタビューしたら、「これで3台目じゃ」とおっしゃっていました。

↓ ”ぼくどらえもん風さん”の後ろを走ったら、歓声がすごかった。目立った方が応援を多くもらえます。応援の熱量が上がるのです。ヒーロー気分を味わえるみたいでした。応援を受けやすい存在って大事だなと思いました。仮想姿以外で何かアイデアがないものかな。

“走らんか姐さん”は少し柔らかくなっておられました。

コースは風光明媚で疲れも感じさせないような心の栄養になります。大隅半島が見渡せるこの山川の高台がいつも思い出されてきました。今回も見れて良かった。

向かい風でしたが、最後まで途切れるのとのない声援に後押しを受けて楽しくゴールできました。最後に嗚咽しながらの女性と一緒にゴールです。感動ものです。

実質準備期間3ヶ月
(10月)
最初の1ヶ月めはダイエットと散歩のみ。10月7日のエントリー締め切りで出場に腹をくくる。10月中旬から散歩ができるまでに回復。ダイエット効果は大きかった。
(11月)2ヶ月めから、2週間毎朝2kmランを開始。休みに20km(半分歩き)を4本実施。走るという動作が思い出せなかった。ただ交互に足を出していただけ。
(12月)3ヶ月めに入り、いよいよ仕上げなければいけない時に持病のつま先痛と膝の痛みを抱えながら月間172kmまで距離を踏みました。キロ10分程度しか出ない。DNSリタイアを覚悟しました。
(1月)体重は78kg→65kg台に入っていたので、すり足でいけばなんとかなるのではないか?と変な意識を持つことができました(笑)そんな話聞いたこともないのですが、自分の中ではそんなストーリーができていました。1月で走れたのは元旦の10kmだけでした。
多分、今までのいぶすき菜の花マラソンの経験が気持ちを楽にさせてくれたのでしょう。

鉄は熱いうちに打て
冷めたと感じていた熱は
3年経っても
まだ残っていました!!

もう走れないと諦めていたり、なんとなくRUNから遠ざかってしまった人々に贈りたい言葉です。僭越ながら。

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