29 市房山 vol.2(西米良>市房神社縦走)

史上最大の地獄の市房山

前回2006年5月の市房山登山時は苦しくて涙が出たが、今回は出るのはため息ばかり。体重が増加傾向なのはマイナス要因だし、夏場のロング山行は体重が軽い人でも止めておいた方が良いという貴重な教えを体得できた。

下りは所々這いつくばりながら、市房神社を目指した。記録の写真がないのは、カメラの500gが命取りになると思い、若いS君に託したからだ。3人で行動すべきだったが、私一人単独行動になったのは、自分に模範を示すべき体力も無く、彼らには山のルールを強要するわけもいかないので、先に先に行くことを黙認するしかなかったからだ。

後に二人に確認した所、「余りの苦しさに目の前が真っ白になった」と言うではないか。さらに「苦しすぎて先を進むしかない」と思ったらしい。三人無事に下山できて何よりだった。

市房神社まではカミさんが車を回して迎えにきていてくれた。水上村の元湯温泉で汗を流そうと向かったが、通常の駐車場から温泉の入口に向かうまでの30Mが歩けない。無理を言って玄関前に横付けしてもらった。その後人吉方面へ向かい、夕食を摂り、えびの市の花火大会へとカミさんの親戚と繰り出した。同行者のトシボー君は大の字で道路に寝てしまい「あぁ、気持ちいいぞ。バカヤロー」と盛んに口に出していた。花火の後スナックでカラオケに興じたが、私の体力が残っているはずもなく、トシボー君の「島唄」を気持ちよく聞いていた。

この日の体験が私にとってかけがえのない体験となった。山の風格に見合った人間としての器を身に付けなければならないことを学んだ。それが次回の阿蘇登山にて「肥満では山は登れない」ことが更に身に染みたので本格的に「減量」を決意した。誠に貴重な体験を2006年の7月と8月で得たことになる。

皆に遅れること90分。目にした風景は2ヶ月前に見た風景と同じだったが、 前回と違うのは今回は降りるだけの気力も体力も残されていないということだ。

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