辻岳はロケーション最高で、今までの登山人生の中で一番感動した。こんな場所なら普段山に行かない人でもハイキング気分で登れるし、自分のポリシーを無視してお弁当を拡げたって構わない。そこで鹿児島市にお住まいのルリ子お姉様に頂上からお電話をした。
辻岳は標高差が135Mなのに、あっと言う間(30分)の登山の後に大感動が待っている。これを人に紹介しないでおくことはできない。ミー子お姉さんとルリ子お姉さんを誘っても「感謝されることはあっても罵倒されることは決してないだろう」と思った次第だ。
「今、根占の山に来ています。開聞岳も指宿も知林ヶ島も鹿児島市(実際はちょっと無理だった)も見えています。私が手を振っているのが見えますか?」
「ハイ、心の眼で見えていますよ。」と楽しいお返事。
「今度ここに来ませんか? もう最高の景色ですよ。」
「ハイハイ、喜んで。」
という訳で5月の半ばに4人でお弁当を拡げに行くことになりました。
先程の野首嶽での下山中に左ヒザが曲がらなくなってきたので、この辻岳(累積標高差135M)で今回の遠征を終えることにした。
当初の1日目に後2山(木場岳と稲尾岳)に登り、2日めに4山(荒西山、六郎館岳、八山岳、中岳)登る野望を持っていたが、痛がる左ヒザを抱えてはチャレンジもできない。そこでこの山を最後に宮崎へ戻ることにした。戻ると言っても単独で200kmを眠さを堪えながらなので、これも山行に劣らず苦行である。日帰りだと思われるだろうが、実は前日に現地に入って車中泊をしていた。目が覚めたらすぐ登山というのも良いプランだと思う。体力的にも余裕が出て有意義に時間を使える。
本日の3山は全てガイド本にある標準時間通りの歩行時間だった。今まで標準通りになったら引退だと感じていたので寂しい限りだ。何しろ頑張って標準時間なのだから、頑張らなかったらどうなるのだろう。多分こんな状態が続けば登山を辞めるだろう。標準時間が切れないようなら楽しい山行が苦行になってしまうので、楽しくはないからだ。いよいよ普通以下のおじさんになってしまったようだ。
素晴らしい景観ですね。お天気も良かったし最高のロケーション。ミーコさんに、すぐお知らせしました。
『ダニは大丈夫?会いたいね』 ミーコさんでも怖い物がいるのかな? でも、グッドタイミングでした。
当日、垂水で 二人の天女がお待ちします。 楽しみにしていますね。
そうなんです、ダニが怖いと思いました。敷物が必要ですね。後、登山道は走って登りましょうか。
それよりも去年の秋みたいに天女さんから雨女さんに変身するのはやめてくださいね。
雨女さんを心配していますが。 昨日、ミーコさんに『晴れ女だよねっ!』と
昨年は祈りが幼かったからでしょう。 雨女になったら 笠さしてくださいね。
野首嶽・・・ 吹上町に野首という集落があります。印象に残ります。
知林ヶ島 ・・・・ 3回ほど渡りました。1回は一人で貝殻を拾って楽しみました。
南九州の我々は古代からの歴史を共有しているんですね。地図を見ていると現地の名前にハッとするときがあります。
大隅地方は平家流転の歴史もあるようですね。大和の国の大いなる隅っこが大隅というわけです。大隅は薩摩に比べて脚光を集めることに恵まれていないように見えますが、素性としての大隅国が大好きです。